みらいブログ

2014.07.30

生活保護支援中国ネットワーク5周年記念総会

見之越 常治

 平成26年7月26日、生活保護支援中国ネットワーク5周年記念総会が、広島弁護士会館で開催されました。このネットワークでは、生活保護に関する相談を中国地方の弁護士や司法書士の法律専門家が受け付け、生活保護の申請同行を行うこともあります。

 私は、ネットワーク設立時から関わっており、現在は事務局長を務めています。以前に比べて随分と、ネットワークの認知度も高まり、最近では、年間約160件の電話相談を受け付けています。
 相談の中には、自ら命を絶つ前に最後と思って電話した、という方もいました。

 5周年記念総会では、広島県地域生活定着支援センターの河合さんによる記念講演がありました。講演の中で、刑務所からの出所後、帰る場所や頼れる家族のいない高齢者や障害者が再犯に至ることが多く、これを防ぐため司法関係者、福祉関係者との連携の必要性を強調されていたのが印象的でした。

 最後のセーフティネットである生活保護が適切に利用される様、今後も、ネットワークの活動を継続する必要がある事を再確認できた総会になりました。

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