先日、尾道市向島包括支援センターにて開催いたしました「カスタマーハラスメント(カスハラ)対策研修」のご報告です。
当日は、向島地域の包括支援センター職員、医師、歯科医師、薬剤師、介護職員の皆様など、想定を大幅に上回る約70名もの方々にご参加いただきました。熱心に聴講いただいたことはもちろん、その後の質疑応答の時間でも多くのご質問をいただき、本テーマに対する関心の高さと、現場での切実な悩みを感じ取ることができました。
特に、本年10月1日からは「労働施策総合推進法」の改正により、企業側に対するカスハラ対策が義務化(方針の明確化と周知、相談体制の整備、事案発生時の迅速・適切な対応、抑止のための措置等)されることとなります。この新しい体制づくりは、企業にとって急がれる課題です。
今回の研修では、カスハラはどの様なものか、今回の法改正が意味する内容を解説するとともに、類型別にどのような対応が必要かをお話しました。研修を通じて特に強調させていただいたのは、「個人の対応」から「組織の対応」へという視点の転換です。
カスハラ問題は、職員個人の責任で解決すべき問題ではありません。個々人がその場で場当たり的に対応しようとすると、心理的な負担が増大するだけでなく、適切に対応されずにさらなるトラブルに発展するリスクもあります。
だからこそ、現場の職員一人ひとりを守り、かつ適切なサービスを継続して提供するために、「組織的な体制」が不可欠となります。
今回の研修が、少しでも皆様の現場での安心・安全につながれば幸いです。今後も法的なサポートを通じて、地域の皆様のお力になれるよう努めてまいります。


