みらいブログ

2025.02.12

三原神明市

川上 竜哉

 尾道支所が所在する尾道市の隣の三原市で、2月7日、8日、9日と3日にわたり神明市が開催されました(毎年2月の第2日曜日を含む3日間が開催日です。)。

 「神明祭」とは、伊勢神宮を祀る祭りのことを言います。この信仰が全国に広まったのは、室町末期まで遡り、三原もその頃、この地方の港町として栄えつつあり、当時、九つの町組が寄り合って始めたのが祭りの起こりと言われているそうです。また、三原の神明市は江戸時代の末期から鉢巻きだるまが売られるようになり、別名「だるま市」とも呼ばれています。

 今年の神明市の開催期間は、今季一番ともいわれる寒波が到来しましたが、非常に多くの方で賑わっていました。私も、昨年に引き続き神明市を訪れて、昨年のだるまを供養したうえで、家内安全を祈って新たなだるまを購入しました。また、神明市に合わせて開催されたグルメイベント「みはら神麺市」には、ラーメン・うどん・お好み焼き・パスタ・蕎麦などの麺料理をはじめ、多くのグルメやスイーツのお店が出店されており、室町時代から続く伝統的な祭りに、新たな取り組みが融合して非常に魅力的な祭りとなっています。

 皆様もぜひ来年の神明市を訪れてみてください。

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