みらいブログ

2024.08.20

小浜ひまわり基金法律事務所引継式

森井 基嗣

 令和5年1月から広島みらい法律事務所で執務していました村上いゆ弁護士が、小浜ひまわり基金法律事務所に赴任しました。令和6年6月11日に引継式が行われましたので、参加してきました。

 小浜ひまわり基金法律事務所は、福井県小浜市にある公設事務所になります。事務所周辺市町(小浜市、高浜町、おおい町、若桜町、美浜町)には弁護士が1人しかおらず、村上弁護士が、周辺住民への司法サービスの提供を担うこととなります。

 広島みらい法律事務所では、司法過疎の解消に取り組んでおり、定期的に司法過疎地で頑張ってくれる弁護士を養成しています。これまでには、養成した弁護士が、岡山県の真庭市、島根県の益田市、高知県の須崎市(2名)、高知県の安芸市、三重県の熊野市のひまわり基金法律事務所(公設事務所)に行って司法過疎解消に取り組んでくれました。村上弁護士は7人目ということになります。

 村上弁護士は、引継式の挨拶で、小浜市を舞台にしたNHK連続テレビ小説のちりとてちんを話題に出し、地域の工芸品である若狭塗箸の例えに挙げ、若狭塗箸の特徴が、貝殻や卵殻を色とりどりの色漆で塗重ね、十数回も塗重ねられた漆の層を丹念に研ぎ出し磨き上げ美しくなることから、自分も、小浜の地域で、弁護士として磨き上げ、地域の方に司法サービスをしっかりと提供していきたいと抱負を語っていました。

 地域の方からも歓迎の挨拶がされ、小浜市の関連士業の方からも早くも一緒に司法サービスの提供がなされていることの報告がなされました。

 最後に、小浜市がどんなところか紹介します。日本海の荒波からできた断崖や奇岩が見れる国の名勝、蘇洞門があり遊覧船で見ることができます。また、昔ながらの町家も残っており風情があります。食については、昔から「御食国(みけつくに)」と呼ばれ、都の食文化を支えてきた地であるとおり、甘鯛、ふぐ、鯖、小鯛などの海産物も有名です。

 このような素晴らしい地で、ぜひとも頑張ってもらいたいものです。

 

 

 

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