みらいブログ

2023.10.23

一畑電車

二國 則昭

 “一畑電車”をご存じでしょうか?

島根県出雲市の『電鉄出雲市駅』から松江市の『松江しんじ湖温泉駅』までの宍道湖の北側33.9㎞を走っています。

私は、仕事の関係で出雲市に出張した折に、上記区間の始発から終点までの普通電車に乗りました。車体は写真にある通りオレンジ色、2両編成で、車内は両窓際にロングシートがあります。サイクリングのための自転車を車内に持ち込めるための固定装置もあります。途中の駅は20あるので、駅を発車して1,2分で、次の駅に停車します。ワンマンカーで、次駅の案内は録音音声です。途中の『川跡駅』と『出雲大社駅』を繋いでいる路線もあります。

私の乗車時刻が土曜日の午前9時過ぎということもあってか、乗客は少なく、先頭車両の運転席に近い場所に座ることができ、前方が大変よく見えました。また、単線なので進行中のすれ違いはありません。最高時速は85㎞とのことでしたので、けっこう早く感じました。

ところで、広島市西区や廿日市市では広島電鉄の『西広島駅』から『宮島口駅』まで路線距離16,1kmの宮島線が運行されています。この宮島線の乗客の混み具合と比べると“一畑電車”のそれは比較になりません。自動車の普及や沿線人口の減少による利用者の減少で地方鉄道の経営は厳しいところが多いようです。

 “一畑電車”については、適切な対応策を検討して頂き、今後とも路線を維持されることを願いながら、下車しました。

お問合せ 大竹支所尾道支所 広島本所