令和2年12月1日より,三重県熊野市所在の熊野ひまわり基金法律事務所に赴任することとなりました。
在所中は,皆様に大変お世話になり,誠にありがとうございました。
熊野ひまわり基金法律事務所がある三重県熊野市は,三重県の南部に位置し,人口1万6443人(令和2年11月1日現在)の都市です。熊野市は,熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智神社)へと通じる参道の総称である熊野古道の通り道であり,日本最古の神社ともいわれる花窟神社が鎮座している等,長い歴史と伝統を有しています。
また,大小無数の海食洞が特徴の景勝地である鬼ヶ城,巨大な獅子が海に向かって咆哮するような姿をした獅子岩,日本最大級の棚田である丸山千枚田等,豊かな自然が織りなす景観を楽しめる所でもあります。
ひまわり基金法律事務所は,弁護士がいないもしくは弁護士の数が少ない地域の司法アクセスの向上のために,日本弁護士連合会・地元の弁護士会や弁護士会連合会の支援を受けて,運営される法律事務所です。平成12年6月に,島根県浜田市に最初のひまわり基金法律事務所が開設されて以来,全国各地に設置され,現在(令和2年7月1日現在)は36事務所が稼働しております。
熊野市には,現在,弁護士は1名いるのみであり,同市を管轄する津地方裁判所熊野支部の地域(紀北町・尾鷲市・熊野市・御浜町・紀宝町)において執務する弁護士も3名しかおりません。赴任した後,地域の多くの人たちの手助けをできるということはとてもやりがいのあることだと思っています。
赴任先でも,当事務所で培った経験を活かし,地域の方々のお役に立てるよう,日々研鑽を積みながら,執務に励む所存です。
今後ともよろしくお願いいたします。