みらいブログ

2019.03.01

豪雨災害と法律相談

佐藤 邦男

 平成30年7月豪雨災害から8か月が経過しようとしています。
 街中では、ライフラインの復旧がほぼ終わり、河川整備など次の災害予防に向けて作業が進められています。備後地域では、福山の芦田川や三原の沼田川の中州や河川敷に茂っている雑木を撤去する作業が、急ピッチで進められています。
 他方、山間部や島しょ部に行くと、土砂崩れ痕がブルーシートで覆われたままであったり、道路が通行止めのままの箇所がいくつも見られます。
 最近、芦田川の源流をたどり、八田原ダムを訪れたのですが、全面復旧までにはまだまだ道のりがあるように感じました。
 
     
 
 さて、広島弁護士会では、今年3月末まで、定期的な被災者法律相談(電話相談)を実施しています。私も、尾道地区会の法律相談を担当する予定です。
  また、土砂流出、家屋倒壊、労務問題、契約問題などのトラブルについて、中立の立場の弁護士が間に入って、当事者双方のお話を聞き、話し合いによる解決を目指す災害ADR(裁判外紛争解決)という制度もあり、多くの申込みがあります。
  災害に関するトラブルは、発災後、時間が経過して発生することも少なくありません。災害特有の使える法制度もあるので、悩まれたら是非ご相談ください。
 
お問合せ 大竹支所尾道支所 広島本所