みらいブログ

2018.05.15

劇に出演しました!

半澤 茜

 4月29日、広島弁護士会主催の子どもの日記念シンポジウムが広島市青少年センターで開催されました。このシンポジウムは、私も所属している広島弁護士会子どもの権利委員会が1年掛かりで準備し、毎年ゴールデンウィーク前半に開催するイベントです。9回目になる今年は、「それって本当に愛ですか?」と題し、デートDVをテーマとして行いました。
 私は今年は(今年も?)、企画・運営に携わるほか、第1部の劇団ピピオによる演劇に弁護士役で出演しました。劇団ピピオといえば、ここ数年の活動の中で子どもの権利擁護に携わる方のみならず、広島の演劇関係者の方にも少しずつ知っていただけるようになった、高校生と弁護士らによる劇団です。今年は舟入高校・沼田高校・基町高校・市立広島商業高校各校から演劇部の生徒さんが参加してくれました。
 
応援団部に所属する高校生の優歌が、大学生の孝行 と交際し、DV(束縛等の暴力)を受ける中で傷つき孤立してゆく過程、友人や応援団部の仲間たちが優歌を繋ぎとめる「アンカー」(錨)の役割を果たし、優歌が本来の自分を取り戻してく過程が描かれた今年の演劇・はばたけピピオパート9!~ひなばとにラブソングを~。ラストの、会場が一体化したような応援のシーンは、舞台上にいた私も胸が熱くなりました。第2部の意見交換会では高校生がデートDVに陥っていく心境を被害者・加害者の側からそれぞれ検討したりと、積極的な意見交換になりました。アンケートでも、「高校生の積極的な意見が聞けて良かった」との声をたくさんいただきました。
 今年は300名以上の方にご覧いただけたことで、みんなでとても喜んでいたのですが、アンケートの中で、「こんなにいい取り組みなのだから、もっともっと広報を頑張って」という叱咤(?)激励も複数頂き、来年は今年以上に広報に力を入れないと!と早くも来年に向けた話をしています。
  子どもの日記念シンポジウムは、いよいよ来年10周年を迎えます。今年同様、来年も同イベントに関わる予定です。10年間の集大成、どのようなものが出来上がるか今から楽しみです。来年は集客500人を目指して頑張ります!
  まだ、「劇団ピピオ」の演劇をご覧になったことがない方は特に!是非、来年は、会場へお越しください。
(写真は今年の劇団ピピオのTシャツです。)

お問合せ 大竹支所尾道支所 広島本所