私の所属する広島弁護士会消費者問題対策委員会では、消費者被害を防ぐための「消費者教育」に関する活動の一貫として県内の学校や各種団体からお招きいただき、消費者劇の上演を行っています。優秀な脚本家が何人もいるからか(でも全員弁護士)、はたまた優秀な俳優が何人もいるからか(これまた全員弁護士)、一部からは既に「消費者一座」と呼ばれ、好評を得ているとかいないとか。
先日も、一座の委員5名で、県内のとある高校にお邪魔し、2コマに渡り消費者問題に関する簡単な劇を2本上演してきました。
1コマ目の劇では未成年者に多いスマートフォン利用を巡るトラブルを取り上げ、2コマ目の劇では、社会人となる際に知っておいていただきたい訪問販売やキャッチセールスの被害とクーリングオフなど対応の仕方を取り上げました。
生徒さんたちとその場でやりとりをして発言を頂いたり、「おお~」と声をあげて頂いたり、笑いを取りに行ったシーンで笑っていただいたりと(笑いを取りに行っていないのに笑いが生まれたシーンもありますが…)、私たち委員としても非常に楽しい時間でした。学校の先生からも、「弁護士さんの劇なので真面目で難しいのかと思っていたら…沢山笑いましたし、わかりやすかったです。ぜひまたお願いします」と言っていただきました。
少し難しい法的な問題も、劇を通じて学ぶことで、わかりやすく、印象的な経験として少しでも記憶に残りやすくなるのではないかと期待しています。
劇ばかりしているわけにはいかない、と思いつつ、4月にある劇に、子どもの権利委員会の委員として出演することになっていますので、そろそろそちらのシナリオにも真面目に取り組まねば。4月の劇は、高校演劇部のみなさんと弁護士で作る「劇団ピピオ」によるパート8講演「もみじの葉が舞い散る前に」。
平成29年4月23日(日)午後・広島市青少年センターで行います。内容・時間等の詳細は決まり次第、当事務所HPでご案内します。こちらは、一般の方もご覧いただけますので、是非お越しください。
2017.02.28