先日、当事務所の大竹支所主催の勉強会に参加しました。
定期的(2か月に1回程度)に行われている勉強会には、主に広島県西部地域の社会福祉士や司法書士等の福祉に関わる方が参加しています。この日も20名以上の参加者がありました。
今回のテーマは「障害者総合支援法における『障害支援区分』への見直し」です。障がい者支援の現場におられる社会福祉士の方が、介護保険との異同や障害者総合支援法制定に至る経緯を含め、障害支援区分(支援の度合い)の見直しの内容について、解説されました。障がい者の障害の多様性を前提に、より実態に合わせた支援のために、支援区分の基準と審査方法を見直したということでした。
サービスの公平性の観点から、ある程度画一的に定めざるをえない法律で、実態に即した支援の枠組みをどのように定めるのか、難しい問題だと思います。
弁護士業務の中でも、高齢者や障がい者の方に関するご相談が増えています。こういった勉強会を通じ、知識を深めると共に、他の職種の方と連携しつつ、支援できる体制を作っていく必要があると実感しました。
2014.07.17