みらいブログ

2019.09.09

JLSと子どもたち

中山 雅貴

 8月5日、広島弁護士会館でJLS(ジュニアロースクール)というグループワークが開催されました。JLSは、広島弁護士会が毎年、子どもたちの法教育のために開催しているもので、主に、中高生の子どもたちを相手にして、実際の裁判を模した模擬裁判や、身近なトラブルを題材とした体験型のグループワークを行います。私も、サポート弁護士の一人として、子どもたちに接することになりました。
 午前のグループワークは、SNSでの情報の拡散を題材にして、「表現の自由」と「プライバシー」という2つの権利の関係性という大人にとっても難しい問題について、ディベートを行うなどして、SNSで情報を拡散することの危険性や、情報を世間に発信することの意義について考えてもらいました。子どもたちは、世間から見て良くない行いであったとしても、その行いをSNSで拡散することは許されないのではないか、正当な理由がある場合は、個人のプライバシーを世間に発表することも許されるのではないか、などの意見を述べてくれました。
 午後の模擬裁判は、フィギュアを盗んだとされている被告人が、犯人かどうかが争われている事件を題材に、犯人を目撃した被害者の証言が信用できるかどうか、被告人が持っていたフィギュアが盗まれたフィギュアかどうか、などを子どもたちに判断してもらいました。子どもたちは、悩んだ末に無罪の結論を出すなど、大人も顔負けの議論をしてくれました。私自身、子どもたちが真剣に議論をする姿を見て、良い刺激を受けました。来年のJLSにも是非、多くの子どもたちに参加してもらえたらと思います。

お問合せ 大竹支所尾道支所 広島本所