弁護士業務についての講習を受けるため、東京に出張してきました。
　講習は業務に直接役に立つ内容で、弁護士として日々研鑽することの重要性を感じました。

　講習の帰りに、羽田に向かうモノレールの中から、東京の巨大なビル群を見ていて、その壮大さに圧倒されるとともに、こんなに巨大な建築物を作るという仕事に、なんとなく憧れを感じました。
　また、どうやったらあんなに巨大なビルを作ることができるのだろうと不思議な気持ちになりました。

　巨大なビルを私一人で作るとしたら、きっと、一生をかけても、私は一つのビルすら作れないでしょう。
　ビルを作るには、計画や施工の各段階で、多種多様な専門家がかかわり、多くの人の力によって作られます。
　一人では、一生かけても、できないことでも、複数の人が協力すれば、できるようになるのです。

　振り返ってみれば、弁護士業務も同じで、悩んでいる方が、一人では、解決できないことでも、弁護士が加わることで、解決できることがあります。
　また、当事務所のような共同事務所においては、様々な専門的知識・経験を持つ弁護士に相談することができますし、困難な事件には複数の弁護士が共同で対応するなど、より適切な解決をすることができます。
　自分は、大きなビルを作ることはできないかもしれませんが、当事務所の一員として、一人では解決できない大きな悩みを解決できるよう、日々研鑽していこうと思いました。