みらいブログ

2017.12.22

伊方原発の運転差し止めを命じた、広島高裁の仮処分決定

定者 吉人(2019年6月末退所)

 去る12月13日、広島高裁(高等裁判所)は、四国電力に対し、平成30年9月30日まで伊方原発3号機の運転をしてはならないと命じる仮処分決定を行いました。広島高裁が、被爆地の裁判所として、「人間と核は共存できない」との被爆者の訴えを真摯に受け止めこのような決定を出す決断をしたことに、心から敬意を表します。
 この仮処分決定は直ちに効力を発生しますので、四国電力は当面、伊方原発を運転することができません。そこで四国電力は、この決定を覆すため、12月21日、広島高裁に対し異議の申し立てを行い、あわせて、この仮処分決定の執行停止を求める申し立てをしました。
 今後、広島高裁がどのような対応をするか、注目したいと思います。
 なお、今回の決定の要旨はこちら(PDF)で読むことができます。

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